誰でも簡単!iPad音楽デザイナー
- 七夕女織(たなばた・めおり)
- 4月11日
- 読了時間: 5分
更新日:6 日前

あなたのコンテンツと共に、綺麗なサウンドをソーシャルメディアやWebサイト、ポッドキャストなどに取り入れてみたい、固有のアイデアでオリジナリティ溢れる音楽が欲しいと思っていませんか?
投稿するときに選択できる既存の曲だけでは満足しきれないけど、自宅をスタジオにするほどの労力はかけられないとあきらめていませんか?
本格的な機材をコンピュータに接続し、じっくり時間をかけて良い音を作る方法だけが音楽制作ではありません。小さなデバイスだけで場所を選ばずサウンドデザインを楽しむ方法はあります。
ズバリiPadが1台あれば、数年前なら手に届かなかったテクニックも簡単にクリアできます。
iPadが好き
iPadは使い慣れている
iPadに興味がある
iPadを購入したい
上記に当てはまる方は、iPad音楽デザイナー、iPad音楽クリエイターとして、活躍するチャンスを手に入れています。
iPad機種の選択は?
第1世代iPadは2010年4月より発売されました。その後、iPad miniやiPad Air、そしてiPad Proなど様々な機種が登場しました。音楽や動画、グラフィックなど芸術的な取り組みには、iPad Pro またはiPad Air第4世代以降の処理速度が速い機種が望ましいです。
Appleの音楽制作アプリLogic Proが対応しているかどうかが判断ポイントです。また、ディスプレイが小さいと操作がしずらいことを念頭におくと、10.86インチ、11インチ、12.9インチ、13インチの画面が欲しいところです。
最新版のiPad Airは生成AIも搭載されていますので、人工知能によって作り出されるサウンドと戯れてみても良いかもしれません。
コンピュータではダメなの?
本格的な機材を用いて、高度な音づくりをされているクリエイターの殆どはコンピュータを主に使用しています。上を目指せばコンピュータでしか出来ないことは沢山あります。
しかしながら、複雑な配線や防音設備など整えてからでないと録音スタートできないし、機材ひとつひとつの費用を考えると、iPad1台でサウンドデザインできてしまうことは本当に素晴らしいことなのです。
USBケーブルを挿すだけでOK
音楽制作においてiPadの手軽さのポイントは配線のわずらわしさを気にしなくても良い点です。下記のイラストのように、iPadのUSBポートからキーボードにケーブルを挿すだけでセッティングが終了します。Bluetooth対応のキーボードなら配線さえ不要です。

次に、コンピュータに接続する一般的なセッティングのイラストを見てください。たいへん複雑になり、準備だけで時間を奪われてしまいます。

音楽アプリを教えて
iPad対応の音楽アプリは超ビギナー向けからプロフェッショナル向けまで、幅広く開発されており、毎分毎秒アップデートされ、新作が登場しています。
音楽制作アプリ
Logic Pro
プロフェッショナルな音楽制作が可能なアプリで、作曲やビートメイキング、編集、ミキシングなどの機能が搭載されています。
GarageBand
Macパソコンに標準で搭載されている「GarageBand」の機能が盛り込まれたアプリで、シンセやピアノなどの内蔵音源や外部のギターやマイクを使用できます。
楽譜作成アプリ
Flat:楽譜やタブ譜を簡単に作成できるアプリ
Notation Pad:作曲や楽譜作成、音楽制作ができるアプリ
楽譜Pro:楽譜作成や作曲、曲作りができるアプリ
Dorico for iPad:作曲家やアレンジャー、楽器奏者、教師や生徒が利用できるアプリ
MuseScore:無料で利用でき、公式の楽譜やユーザーが作成した楽譜のライブラリが提供されている
Piascore:紙の楽譜を電子化でき、ウィンクでページめくりができるアプリ
コード譜作成アプリ
Flat:楽譜やタブ譜を簡単に作成できるアプリ
Notation Pad:作曲や楽譜作成、音楽制作ができるアプリ
Dorico for iPad:作曲家やアレンジャー、楽器奏者など、さまざまな音楽家が利用できるアプリ
TEFview:TablEdit Tablature Editorで作成されたタブ譜ファイルの表示や演奏ができるアプリ
Piascore:スマートデジタル楽譜リーダーアプリ
InstaChord-i / インスタコード-i:コード譜作成アプリ
Fumenbook:コード譜作成アプリ
和音博士:曲編曲の必需品で、かっこいいコード進行を簡単に発見できるアプリ
コード・パッド:コード譜作成アプリ
My Chord:コード譜作成アプリ
コード譜ライター by インスタコード:コード譜作成アプリ
耳コピ(AI自動解析)アプリ
Chord ai:可能な限り最高の精度でコード認識してくれるアプリ。市販の譜面がなくて、コード進行が分からないときに便利です。YouTube、SoundCloudのリンクを閲覧してAIによりコード進行が自動解析されます。また、お手持ちのオーディオファルをアップロードして自動解析させることもできます。
楽器演奏アプリ
ピアノ、ギター、ハープ、バイオリン、ハングパン、アコーディオンなど、画面をタッチしながら臨場感のある楽器演奏が楽しめます。Appleストアで探してみてください。
大切なのは慣れること!
「習うより慣れろ!」と言われているように、直感的に音楽アプリを楽しむことから始めてみましょう。楽器演奏アプリは、チューニングの手間など省けてクリアなサウンド体験でき、その分、表現力を磨けます。難易度の高い音楽制作アプリでも、時間もある時に少しづつ慣れることで使い方をマスターしていくのが良いでしょう。