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ピアノ初心者OK!険悪ムード回避術

更新日:2022年2月22日


ミキさんのパートナーはインターネット・オークションが大好きです。

家の中には年代物の玩具が美術館のようにセンス良く飾られています。

ある日、国際便でミキさんのパートナー宛てに届いた小包の箱を開けて丁寧な梱包を剥がすと、中身は懐かしのスーパーヒーローのフィギュアでした。


それを手に取り食い入るように上下左右を確認しながら「1970年代のヴィンテージだよ。」「全種類、揃えたいな。」と歓喜をあげている彼の姿を見て呆然と立ち尽くしてしまったそうです。


昭和時代の記憶にも残っていないようなテレビ番組の主人公の人形が、またひとつ増えたことにムッとしながら、不安と焦りが込み上げてきたのです。今はインターネット・オークションで高値がついていたとしても、それが将来の資産になるわけでしょうか。

ご想像のとおり、お二人は金銭の価値観の違いで大喧嘩になったのは言うまでもありません。


多くのカップルは「お金の問題」で口論になります


あなたも、お金の使い方や守り方の違いで、パートナーと口論になったことはありませんか。カップルの喧嘩の原因の上位3位以内に必ずランクインしているのが「お金の問題」です。その他には「束縛のしすぎ」や「生活習慣の違い」があります。


些細な問題でぶつかっているように見えますが、その背後には、それぞれの人間が歩んできた人生や両親からの教えが深く根付いています。学校や仕事場で受けた社会的に強制力のある論調の中で形成された考え方もありますし、逆に、それらに反抗したい側面もあるでしょう。大きな意味で、人間のバックグランドは誰一人として同じ人はいないのです。


だから些細な口論になったところで、どちらが正しいとは決められないのではないでしょうか。むしろパートナーの無意味に見える行動に至った理由を、心理学者やスピリチュアルカウンセラーになったつもりで、一歩引いて分析したいところです。


そうは言っても、フツフツと込み上げた怒りが消えないうちは、何も手につかないかもしれません。目線や口調、嫌味っぽい言葉など態度が相手に伝わり、その場の空気が重くなっているでしょう。そんな時は居心地の悪さに首や肩が硬直するものです。


スマホ音楽アプリが重たい空気をやわらげる


しかし喧嘩の後の重たい空気さえ、手っ取り早く安らぎの空気に変換する方法があります。買い物履歴が頭に入っているくらい分かっている相手に対してだからこそ出来る事です。それは相手の好きな曲を空間に満たす事です、それもあなたが弾くと効果も倍増します。

やり方は簡単です。お手持ちのスマートフォンには、楽器を習った経験の有無を問わず、楽しめるアプリがありますので、それらを活用してみましょう。


iOSを搭載しているiPhoneにも、Androidを搭載している他のスマートフォンにも対応している音楽演奏アプリ【Yokee】【flowkey】と、iOSだけに対応している【Piano 3D】を紹介します。3つのアプリは、どれも有料版にアップグレードすることで、千曲を超えるレパートリーから選曲でき、録音機能も付いています。


まずは弾き始める前に、違う部屋に移動するなど物理的な距離を置いて、ほとぼりを覚ましてください。喧嘩している相手の顔を見ない方が、冷静にスタンバイ状態になれます。


 

二人を救うピアノおすすめアプリ3選



【Yokee】可愛い鍵盤アプリ


鍵盤に向かって、ゆっくり降りてくる丸い玉をタイミング良くタップすると、楽曲が綺麗に弾けます。最後まで弾き終えると拍手音が聞こえて採点してくれます。点数に応じてコインが貰え、貯めたコインで好きな曲を購入することが出来ます。



 

【flowkey】アカデミックな鍵盤アプリ

初心者・中級者・上級者・プロと、4段階のランクに分かれて練習曲が用意されています。お手本としてプロの講師の演奏している両手の部分を真上から映したビデオと楽譜が同期して進行するスタイルの練習方法です。楽譜が読めるようになりたい人には画期的な習得方法で、すでに楽譜が読める人にとっては、初見演奏の練習になります。ピアノに触れる手の形や読譜を基本から学べる教育ビデオが搭載されていて、本格的なレッスンを体験しているようです。



 

【Piano 3D】インテリアのように楽器の美しさを楽しめるアプリ

中世ヨーロッパの宮殿で豪華にバロック風な装飾をほどこした「ゴールドグランド」、北欧風のモダンな部屋に置かれた「グランドピアノ(白)」、オルゴールのような音符ペーパーロールが装備されているクラシックな「メカニカルアップライト」、3つのタイプのピアノが用意されています。








鍵盤の上に現れるカラフルなバーに沿って指を押さえると、曲が弾けるようになっています。

スクリーンの中の立体的な部屋を指でなぞると内装が回転し、まるで各部屋の中にいるよな臨場感に溢れています。ピアノの色を変更したり、録音と録画機能があり、ゲーム感覚で楽しめます。2017年にはベストアプリに選ばれました。







 

3つの鍵盤アプリ【Yokee】【flowkey】【Piano 3D】を紹介しましたが、他にも素晴らしい音楽演奏アプリがあります。ピアノ以外にもギターやバイオリン、ドラムなど実際に弾いているように楽しめ、バーチャル楽器体験の進化には驚くばかりです。


またアプリではなく、家には楽器があるので本物を弾いてみたいと思われるかもしれません。曲名が判ればインターネットで楽譜を入手することが出来ますので、リアルに練習して音の世界にフォーカスする時間を作りましょう。長い間、飾ってあるだけだった楽器には、魂を吹き込むように一音ずつ弾くと、その音から癒しの波動が広がります。


たどたどしくても良いのです。心のこもった演奏には感情を落ち着かせる効果があります。相手の好きな曲であれば共感や理解を感じ取ってもらえるはずです。80年代の名曲シカゴの「素直になれなくて」の原題「Hard to Say I‘m Sorry」と言うとおり、素直に謝るのは難しいものです。こちらが折れて謝ったとしても心が伴わなければ伝わりません。喧嘩中の人が謝るべきことは、その場の空気を重くしたことに対してだけで充分です。



音楽はインナーチャイルドを癒す


ひとつ屋根の下で衝突が起こるのは当たり前です。どっちの意見が正論であるとか問題視するよりも、どうしてそうなったのか深層心理を探ってみると、幼少期から抱えている心の傷「インナーチャイルド」が顔を出しているのかもしれません。


インナーチャイルドとはスピリチュアル系の書籍などで目にされた事があると思いますが、両親や周りの大人たちが描く良い子として子供ながらに偽ってきた心理であるとか、やりたことをやらせて貰えなかった心の傷だと言われています。

ひとりでは生きる事ができない幼少期は、両親に失望されたり、大人たちから無視されないようにすることが、子供にとっては死活問題であるために、あきらめてしまった自我だと言われています。それゆえに私たち人間の心の中には「小さな子供の頃の心の傷」があって、ちょっとした拍子に痛みが走り、目の前に相手に当たってしまう事があるのです。


ある深層心理セラピストは、こんな風に解析しました。

ミキさんのパートナーは、側から見て価値のないモノやコトに情熱や金銭を費やしてしまう理由は、幼少期に欲しかったモノを手に入れて、やりたかったコトを始めて、「インナーチャイルド」と言う心の傷を癒しているのです。


いっぽうミキさん本人は、幼稚に見える相手の行動が鼻につき、両親に対して良い子を演じ通して欲しかったモノが言えず、辛かった幼い自分の心の古傷が痛み出して憤慨している状態です。


どんな大人でも、ストレス過剰になったり、評価されなかったり、仕事で行き詰まったりした時ほど、やっかいな「インナーチャイルド」が顔を出してパートナーシップに嵐を巻き起こすのです。


そんな時には言葉で謝るよりも、音楽と共に空間に愛を満たした方が効果的だと思いませんか。音だけで相手に伝わるのかと心配せずに、そのまま相手の好きな曲を弾き続けてください。「ごめんね」は心の中で呟けば充分です。ミキさんは自分の怒りを鎮めようと、ピアノアプリに没頭して二人とも好きなビリーアイリッシュの新曲を弾いていたら、そのうちにパートナーが謝ってきてくれたそうです。


素直に謝れないハートの言葉は楽器の音色で伝えよう


お金の使い方や生活習慣の違いで、パートナーと喧嘩になってしまうことは多々あります。生活や将来に関わる問題だから、ついつい本気で怒ってしまい、イライラした気分がMAXに達してしまうかもしれません。そうすると家の中の空気は重くなります。

部屋に充満した暗い空気を追い払いたい時には、お互いの価値観の違いを埋めようとするよりも、楽しい楽器アプリに没頭して、あなたの奏でる音楽を部屋中に満たしてください。ひとつの部屋が音楽で満たされたら、リビングルームやキッチンにも癒しの波動が伝わるはずです。そのうちに喧嘩中のパートナーから謝ってきてくれるかもしれません。





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