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ため息で調律する心身の不協和


ため息で調律する心身の不協和
ため息で調律する心身の不協和


繊細なピアノ曲の安らぎ、息を呑むような花の色の美しさ、アロマ精油の芳しさ、心を刺す文章の響きなど、胸の奥がキュンとするようなトキメキの瞬間に、数秒間、息が止まり、その後で、自然と深呼吸をしていた経験はありませんか。

意識せずとも深呼吸をしているとき、心身のバランスは整い、癒されている状態です。呼吸をすることが楽になったように感じるのは、普段の呼吸が浅いことに起因します。


自然から離れ、ストレスの多い社会に生きる私たちは、いつも胸のあたりで浅い呼吸をしてしまいがちです。また、スマホ、パソコン漬けになると、ついつい猫背気味になってしまい、胸郭を小さくしたまま胸式呼吸をしている場合が多いのです。


胸で呼吸することは、別に悪いことではありませんが、どちらかと言うと緊張気味になってしまいます。


リラックスして、リフレッシュを求めるなら、腹式呼吸のほうが良いでしょう。深呼吸をしているときは、胸式呼吸にはなりません。腹部が膨らんで見えなくても、腹式で深呼吸を行っています。


自律神経へのアプローチ


呼吸を上手くコントロールすることは、自律神経へのアプローチに繋がるそうです。戦闘モードで緊張を生む交換神経と、休息モードで安堵を生む副交感神経のペアで、自律神経は構成されています。緊張感を持って仕事に取り組むことと、ゆったりと休息すること、どちらも人生には大切ですが、「緊張が続いているな」と思ったら、意識して深呼吸し、溜まったストレスを心身から逃がしてください。このように、呼吸の操作を覚えれば、ストレス・マネージメントは意外と簡単に出来るのです。


しかし、ストレスや緊張、疲労が多すぎると「深呼吸」の仕方さえ、忘れてしまいます。呼吸を腹式に代えようと意識しすぎると、かえって緊張してしまいます。森林の中や、海辺を歩いているときは、深呼吸を繰り返しているはずです。大自然から学んだ呼吸法を思い出してください。


都会で暮らしているのでしたら、セラピーの要素を含む習慣を取り入れましょう。これから提案するリラックス・タイムは、実践すれば必ず深呼吸を体感できます。あなたの身体の中に、新鮮な空気を満たしてください。



 

4つの深呼吸ワーク



ヒーリング音楽タイム
ヒーリング音楽タイム

 

カラー心理タイム
カラー心理タイム

 


アロマ精油タイム
アロマ精油タイム


 


書く瞑想タイム
書く瞑想タイム


 

深呼吸トリガーは快い五感の刺激


聴覚・臭覚・視覚などへの快い刺激は、私たちを快い深呼吸へと誘います。美味しい食事をいただくときも、気持ちの良い肌触りを感じるときも、深い呼吸をしているはずです。喜怒哀楽の感情を表現する時にも呼吸は変動しています。嬉しい時や笑っている時は深い呼吸となり、悲しい時や怒っている時は不規則な浅い呼吸となります。


 【ヒーリング音楽タイム】【カラー心理タイム】【アロマ精油タイム】【書く瞑想タイム】は、気持ち良く心と繋がりながら、自然と心地の良い深呼吸を体感していただくテクニックです。


ただ深呼吸するだけなら、一番簡単な方法があります。ためしに、息を吐き切って、出来るだけ長く息を止めてください。そうすると息を思いきり深く吸いたくなるはずです。でも、これだけですと深呼吸は軽視され、その恩恵を忘れてしまうことでしょう。


まわりくどくなりましたが、快い感覚のワークを通して、深い呼吸でリフレッシュする方法を体得していただいた後は、生涯に渡って深呼吸の恩恵を受けることができます。


深呼吸によって身体の隅々まで新鮮な酸素が供給されリフレッシュすると、心まで軽くなります。もっとも身近なストレス・マネージメントとして、深呼吸を意識してください。








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