この地球に住む私たちは、ニューアース（Ｎｅｗ Ｅａｒｔｈ）と呼ばれる「新しい地球」に移行している最中だと言われています。

 

ニューアースとは、地球環境や社会、人類の変革に関する概念です。現在の社会システムや文化、思考や価値観に代わる、新しい地球と人類の姿を表しています。地球上の人々が、より高い意識や共感性を持ち、お互いに協力して地球環境や社会を変革し、持続可能な世界を築くというビジョンも含まれています。ニューアースでは、個人の内的な成長と大きな共同体の発展を促進することによって実現させることが重要だとされています。

 

簡単に言えば「未来の地球へ移行中」です。

 

なんとなく暮らしていると気がつかないかもしれませんが、５年前と比べて、テクノロジーも、地球環境も、経済シフトも、健康懸念も、社会通念も、銀河の渦に投げ込まれたように高速回転しています。全世界が落ち着くまでには、まだ時間がかかるでしょう。しかし、この世界に落ち着きが取り戻されたときには、２０２０年以降の数年間が時代の変換点だったと思うはずです。

 

興味深いことにアメリカでは、２０１７年頃からスピリチュアル系の書籍コーナーにウィッチクラフトの本が並び始めました。オラクルカードやクリスタルの書籍はスタイリッシュで神秘的な装丁がほどこされ、従来のオカルトチックな雰囲気とは一線が置かれ、大人のロマンへの渇望を満足さてくれる多くの作品に出会えました。

 

現代のウィッチクラフトとは、ハーブやアロマ精油、キャンドルやオラクルカードなどを使用して、神秘的にセルフケアや自己成長を促すメソッドです。自然界や地球のエネルギーを尊重する多様な形態があります。

 

ご存知のとおり、この地球では２０２０年以降に異変が始まりましたが、それに先駆け２０１７年頃から、神秘主義に惹かれて、自分の精神は自分で守ると言う考え方が急増しました。これは、米国や世界における「言葉にできない危機感」を、多くのスピリチュアルマスター達が察知していたからかもしれません。予想通りに２０２３年現在、米国内の社会不安は高まるばかりです。

 

現代のウィッチクラフトはハーブやクリスタルが中心ですが、深く調べていくと「音」を使用したメソッドも多く、東洋や日本の伝統にも共通点がありました。そのような理由から「癒しの音」でセルフケアや精神を癒すリチュアルを一冊の本で紹介させて頂く意図で本書を書きたくなりました。

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この本を書き始めた２０１９年は、わりと華やかな時期でした。景気が良いのにも関わらず、何故そんな地味なテーマで書くのか、プロの指導者に疑問視されても当然でした。しかし、翌年の２０２０年にはコロナショックが起こり、世界が安易な方向に進んでいるとは決して言えなくなりました。今まで見たことも聞いたこともないニュースが毎日更新されています。私たちのコモンセンスは段々と変化してきて、精神的な強さがなければ乗り越えられない局面に立たされています。

 

私たちは困難な状況に直面すると、自信を失い焦りを感じて、生活や将来への不安が大きくなります。寂しさや心の空虚感に覆われて、すがる思いを抱えることさえあります。

家族や友人に相談したり、相談されたり、人々とのコミュニケーションや支え合いは重要です。ときには専門家の助言やサポートが有益になることもあります。

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時代の変革期に限らず、人生には様々な困難や試練がありますが、究極的には、どんな状況でも自分を支えるのは自分自身だと思います。

 

本書で紹介させて頂いたサウンドリチュアルを実践されることで「よみがえり（Rebirth）」「豊かさ(Abundance)」「夢(Dream)」「浄化(Cleanup)」「親密(Relationship)」のバランスが整います。

 

世の中が華やかだったコロナショック以前、自粛を強いられたコロナ渦、経済も治安も悪化したコロナ後、そして今、ひとりひとりが未来を創るニューアースへ、片足を踏み入れたところです。

 

地球が変革しているからと言って、何もかも変わるわけではありません。今までどうりの習慣は繰り返されます。ただし、おっとり依存していても誰かが助けてくれた日々はフェイドアウトするかもしれません。

 

あなたなら大丈夫です。どんなことが起こっても、うっとりと神秘的にリチュアルしながら、優雅に凛々しく乗り越えらると信じております。本書で紹介させて頂いたセルフケアが、日々のお役に立てましたら幸いです。​