小川のせせらぎや 小鳥のさえずりなどと 同じ高周波音は ピンクノイズと 呼ばれます。
「癒やし」の音と感じる 【f/1ゆらぎ】のことです。 気持の良い高周波音は 脳内にβエンドルフィンや セロトニンなどの 幸せを感じる 脳内ホルモンを分泌させて 自律神経系をリラックスさせる 効果があるそうです。
片耳の聴力を一時的に 失ってしまったときや 耳が聞こえずらいとき、 自然音だけは 気持ち良く聞こえる そうです。
音程は特定できないけど いくつもの音が重なって 天空のハーモニーを 運んでくれる自然の世界。
『ピンクノイズ』と呼ばれる
「ゆらぎ」の音とリズム。
たとえば、引いては満ちる
『海の波の音』のくりかえし、
そよ風は、
目の前を通りすぎながら、
微かな音でリズムを刻みます。
自然の音たちは、
一定の間隔で
リピートしているようですが、
実はゆるやかに変化している
『音とリズム』を、
くりかえしているのです。
ヒーリングやリラックスに
効果があると言われ、
たいへん注目されている
「1/fゆらぎ」と言う言葉を
ご存じですか?
『ピンクノイズ』とは、
この「1/fゆらぎ」のことです。
「1/fゆらぎ」の響きの単位が、
太陽スペクトルの光の中の
ピンク色と同じ数の値なので、
『ピンクノイズ』
と呼ばれるそうです。
自然の音『ピンクノイズ』は、
どうしてこんなに
心地よく感じるのでしょうか?
それは、胸の鼓動や
細胞の中で響く音の中にも、
『ピンクノイズ』の
「1/fゆらぎ」があり、
私たち人間にとって、
生理的に受け入れやすい
ものであると言われています。
そして『ピンクノイズ』の波の形は、
フラクタル状になっている
ことが知られています。
フラクタルと言う不思議で
美しい幾何学模様は、
貝のかたち、
木の枝の分かれかた、
海岸線のパターン、
野菜の「カリッコリー」
などに見られます。
また、カラダの中の神経構造、
肺や血管の分岐構造なども、
フラクタル状に
枝分かれをしています。
さらには、土星の輪や天の川も
フラクタルな幾何学を
見せてくれるそうです。
微小なミクロから、
広大なマクロまで、
いたるところにフラクタルの
幾何学模様は描かれています。
「1/fゆらぎ」もまた、
カラダの中の細胞の音から
大自然の音まで、
同じパターンで揺らいでいます。
ピンクの光のスペクトルと同じ
『ピンクノイズ』の
「1/fゆらぎ」は、
あらゆる生命の起源に
リンクしていそうな
フラクタル状の波の形と同じです。
偶然にしては神秘的すぎますよね。