音楽家のエネルギーを高める方法
ミュージックビデオやテレビの音楽番組を見ているとき、映像の中のアーティストから高いエネルギーを感じたり、または、まったくエネルギーを感じなかったり、はっきりとした理由は判らなくても、何か違いがあると思ったことはありませんか。では一体何が違うのでしょうか。
スピリチュアルな世界で言われいることですが、私たちの身体のまわりには、通常の人には見えないエネルギーが取り巻いているそうです。また身体の内側にもチャクラと言われる7つのエネルギーの出入り口が存在していると言われています。チャクラもまた、目で見えるものでも、手に取れるものでもないので、レントゲン撮影をしても、チャクラは映ることはありません。
それでは、高いエネルギーを出しているアーティストの特徴は何なのでしょうか。それは「感動」です。高い感動とは、オーディエンスを独り残さず感動させると言うことです。聞いていて感動するアーティストからは、間違えなく高いエネルギーが放たれています。エネルギーを出しながら歌ったり、楽器を演奏しているアーティストであるがゆえに、聞いている私たちに感動を与えてくれるのです。
ヒーリングミュージシャンにとって、大袈裟な感動を演出する必要はないと思います。癒しの音楽はニュートラルにリラックス感を演出するのが習わしです。しかし、音をつかさどるヒーラーとして、高いエネルギーを保ち、あなたの音楽でリスナーを包み込むためには、チャクラの使い方をマスターしておくことが秘訣だと言えそうです。天才と呼ばれるアーティストたちは、無意識にこのチャクラを上手に使って、高いエネルギーを放っているからです。だから「感動」を与えられるのです。
チャクラを使うとか、チャクラを開くとか聞くと、掴みどころがなくて、不思議で怪しそうな感じがするかもしれません。しかしチャクラポイントの特徴は、腑に落ちる諸説があります。
例えば、ハートチャクラは胸の中央あたりにあるチャクラです。それは心に対応していて感情を意味します。悲しくて胸が締め付けられたり、嬉しくて胸がドキドキしたり、感情の動きとリンクして、胸のあたりが動きます。脳科学が発達した現在では、脳が察知した反応で内分泌が起こり、体内の動きに作用するだけだと反論されそうですが、あらゆる脳の反応で起こる体内の動きは、チャクラの叡智とも一致しているようです。
サンスクリット語で車輪と言う意味を持つチャクラを、ハンドスピナーのようにクルクル回しながら、あなたの中の愛のエネルギーを癒しの音と共に届けてみませんか。
ここからは、音楽演奏に役立つ7つのチャクラについて、分かりやすく解説していきます。
【第1チャクラ】
尾てい骨のあたりに位置しています。尾てい骨は背骨の基底部分です。真っ直ぐ立って楽器を持ったり、歌を歌うときに、尾てい骨が安定していないと、ふらついてしまいます。第一チャクラは、しっかりと地に足をつけて安定させるエネルギーを貯蔵します。第一チャクラをアクティベイトすると、リスナーが安心して、あなたの音楽を聞いてくださるようになります。アクティベイトとは、活性化すると言うことです。
周波数で第1チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの194・18ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの396ヘルツのチューニングフォークを、腰のあたりで響かせましょう。
アロマで第1チャクラをアクティベイトするには
シダーウッド、ミルラ、パチェリー、ベチバー、アンジェリカ、ジンジャー、ローズウッドなど、濃厚な地の香りがするエッセンシャルオイルを、ボトルの蓋を開けて嗅ぐだけで、第1チャクラはアクティベイトされます。
マントラで第1チャクラをアクティベイトするには
言葉には「いのち」が宿ると言われています。マントラとは、エネルギーを高める音の響きから作られた言葉です。とても短い単語です。第1チャクラをアクティベイトするマントラは【LAM】です。おまじないのように「ラーム」と唱えると、第1チャクラはアクティベイトされます。
【第2チャクラ】
仙骨のあたりに位置しています。仙骨とは、骨盤の中央にある逆三角形の形をした骨です。漢字で「仙人の骨」と書き、英語では聖なる骨「セイクラム・ボーン」と呼ばれています。古来より不思議なチカラを持つ骨として知られ、格別な存在として認識されてきました。生命の様々な環境の変化に対応して、体内の状態を一定に保つ恒常性維持に関わる重要な骨です。また、第二チャクラは丹田とも言われています。丹田を意識しながら歌を歌うと、しっかりと声が出るようになります。第二チャクラをアクティベイトすると、力強くエネルギーが伝わります。また、ロマンティックなエネルギーを集めて音に乗せるときも、仙骨の逆三角形から音が出る感じをイメージすると良いようです。
周波数で第2チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの210・42ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの417ヘルツを下腹部のあたりで響かせましょう。
アロマで第2チャクラをアクティベイトするには
ローズ、ジャスミン、イランイラン、サンダルウッド、クラリセージ、シナモンなど甘みのある香りは、第二チャクラをアクティベイトさせます。丹田から声を出すコツを掴みたいときには、これらのエッセンシャルオイルの香りを深く吸い込みながら、腹式呼吸を数回繰り返して下さい。
マントラで第2チャクラをアクティベイトするには
第2チャクラをアクティベイトするマントラは【VAM】です。丹田から「ヴァーム」と声を出して唱えましょう。
【第3チャクラ】
みぞおちのあたりに位置しています。みぞおちは胸とおへその間にある凹んだ部分です。緊張したり、緊迫すると、みぞおちのあたりが収縮するような感覚になりませんか。人間関係や社会との関わりの中で、やりたいようにやれなかったときにも、みぞおちのあたりが重くなります。しかし、第三チャクラを、しっかりとアクティベイトしておけば、自信も勇気も湧いてきます。第三チャクラのバランスが適切にとれていれば、人前でも上がらずに、歌う事も、楽器の演奏も出来るようになります。
周波数で第3チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの126・22ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの528ヘルツを下腹部のあたりで響かせましょう。
アロマで第3チャクラをアクティベイトするには
レモン、レモングラス、グレープフルーツ、ジュニパーなどの香りは第三チャクラをアクティベイトします。みぞおちは別名で太陽神経叢と言うだけあって、太陽の恵みや太陽の色イエローをイメージするエッセンシャルオイルが対応しています。これらは「自己」を守る役目があるエッセンシャルオイルです。
マントラで第3チャクラをアクティベイトするには
第3チャクラをアクティベイトするマントラは【RAM】です。みぞおちに透明な保護膜が貼られていくように「ラーム」と唱えてください。
【第4チャクラ】
第4チャクラは胸の中央に位置しています。ハートチャクラと言われていて、他者へ愛情を与え、共感力に対応するエネルギーセンターです。第4チャクラのバランスを保つことによって、シンクロニシティと言う「意味のある偶然の一致」に気付きやすくなり、素直に幸運の導きに従えるようになります。想いやメッセージは、第4チャクラから発せられますので、音楽を届ける上でたいへん重要なチャクラポイントです。第4チャクラから響くような音楽は、リスナーの心にダイレクトにささります。
周波数で第4チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの136・10ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの639ヘルツを胸のあたりで響かせましょう。
アロマで第4チャクラをアクティベイトするには
ローズ、ゼラニウム、ラベンダー、ベルガモット、メリッサなど明るい気持ちで愛を包む香りは、第4チャクラをアクティベイトしてくれます。ローズは第2チャクラも一緒に開花させてくれる香りです。薔薇の花ことばもまた、愛と美しさです。エッセンシャルオイルを希釈して、胸の中心に塗布しておくと、寛容な雰囲気になり、リスナーから共感されやすくなります。
マントラで第4チャクラをアクティベイトするには
第4チャクラをアクティベイトするマントラは【YAM】です。ハートから翼が伸びるように「ヤーム」と唱えてください。
【第5チャクラ】
首の付け根中央に位置しています。喉のチャクラポイントです。コミュニケーションと深く関わっています。上手く相手に言えないとき、喉の奥が詰まった感じになりませんか。そんなときには、多くの言葉で説明するよりも、第五チャクラを意識して会話をするほうが、リラックスできて、伝えたいことがスラスラ言えるようになるそうです。ヴォーカルの方は、喉のチャクラのバランスを常に保つように心がけると、言葉の発音が綺麗になり、もちろん声も綺麗に響き、表現力が高まります。
周波数で第5チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの141・27ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの741ヘルツを首のあたりで響かせましょう。
アロマで第5チャクラをアクティベイトするには
カモミール、ユーカリ、サイプレス、ティーツリー、サイプレスなど、喉の痛みや咳を緩和するエッセンシャルオイルは、第五チャクラをアクティベイトします。ティッシュなどに一滴のエッセンシャルオイルを垂らして、深呼吸しながら香りを楽しむと、自然と喉のチャクラポイントは開かれます。
マントラで第5チャクラをアクティベイトするには
第5チャクラをアクティベイトするマントラは【HAM】です。喉の中心が暖まる感じで「ハーム」と唱えてください。
【第6チャクラ】
第6チャクラは第三の目と言われている眉間に位置しています。第三の目はサイキックアイとも呼ばれ、第六感をキャッチするチャクラポイントです。第六チャクラをアクティベイトすると、イマジネーションやインスピレーションが降りてきやすくなるそうです。第六チャクラを意識しながら情景を描くと、音を通じてヴィジョンが伝わりやすくなると言われています。
周波数で第6チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの221・23ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの852ヘルツを目の位置で響かせましょう。
アロマで第6チャクラをアクティベイトするには
ローズマリー、タイム、バジル、ペパーミントなどのハーブ系の香りは、第六チャクラをアクティベイトします。スッキリする香りが直観力に磨きをかけてくれます。
マントラで第6チャクラをアクティベイトするには
第六チャクラをアクティベイトするマントラは【OM】です。思考をクリアにするように「オン」と唱えてください。
【第7チャクラ】
第7チャクラは頭頂に位置しています。ツムジのあたりです。宇宙のすべてと繋がるチャクラポイントであると言われています。第7チャクラが開くと、目に見えない世界の中にも、真実があることに気付かされるそうです。言葉の奥に隠された相手の心を、やさしく受け入れられるような、神様に近い心情になります。神聖な音楽を奏でるときには、第7チャクラを使って、頭のてっぺんから音を放つと、神秘性が増します。
周波数で第7チャクラをアクティベイトするには
チャクラ・チューナーの172・06ヘルツ、またはソルフェジオ・チューナーの963ヘルツを頭の頂上で響かせましょう。
アロマで第7チャクラをアクティベイトするには
フランキンセンス、ミルラ、パインなど、古今東西の儀式で使われてきた香りは、第七チャクラをアクティベイトします。また、シャンプー剤やトリートメント剤に、ネロリやラベンダーを一滴足して使用すると、バスタイムを活かして直観を磨くことが出来るでしょう。
マントラで第7チャクラをアクティベイトするには
第7チャクラをアクティベイトするマントラは【AUM】です。神秘的な星空を思い浮かべながら「オーム」と唱えてください。